札幌平岸高校で「ココロオドル」ワークショップ
「ココロオドルビジネスプランを考えよう!」のテーマで、札幌平岸高校でワークショップを行いました。
このワークショップを企画したのは、many answers project(通称メニプロ)を運営する経済経営学部の6名の学生たち。自らが学ぶ経済、経営の学びの魅力を高校生へ伝えたいという熱い思いを札幌平岸高校の宮森先生へ伝え、10月10日(木)15:30より経済、経営に関心のある生徒さんたちへのワークショップが実現しました。
経済と経営の学びの違いとは?
ワークショップでは、茅根さん(経済学科4年)から、経済と経営の学びについて解説。経済学の目的:社会的最適配分、経営学の目的:組織内最適配分に触れながら、それぞれの学問イメージを図解しました。
「少し難しいかもしれませんが」と前置きをしたものの、生徒さんたちは熱心に説明に聞き入り、「自分で調べても経済と経営の違いがよく分からなかったが、イメージできるようになった」と理解してくれた様子です。
ココロオドルビジネスプランを作ってみよう!
続いて、安宅さん(経営学科4年)からビジネスプラン作成のポイントを説明。
先ほど学んだ経済、経営の視点からプランを構成していきます。
高校生の自由な発想をどのようにビジネスに結びつけるか、学生ファシリテーターの腕の見せ所です。
6グループに分かれ、次の手順でビジネスプラン作成がスタートしました。
STEP1 ビジネスプランにしたいと思う興味のあるものや好きなものを考えよう
STEP2 ビジネスプランを検討するにあたっての課題と解決策を書きだしてみよう
STEP3 ビジネスプランを具体化してみよう。例えば、開催方法、展開方法、宣伝方法、広告方法、どのような効果が期待できるかなど、考えてみる。
STEP4 発表してみよう。課題→プラン名→コンセプト→プランの内容→推しポイント→効果
「ココロオドル」プランが続々と
「ジブリの世界観を感じられるツアーなんてどうだろう。」「私は本が好きだから本の試し読みができると嬉しい」「邦ロックを広めたい!」「SNSでバズったアーティストの音楽フェスなんて面白そうじゃない?」「学校で打ち上げとかできたらいいよね。飲食店をオープンさせてみる?」「高校でドラマ撮影とかできないかな?」
高校生の豊かな感性でアイディアがどんどん出されます。
実際のビジネスにするための課題、その解決策も考えながら、30分間でココロオドルビジネスプランを作成しました。
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瀬川さんの説明に森教授も笑顔
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アイディアを書き出してみよう!と外﨑さん
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斬新なアイディアに聞き入る安宅さん
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2人からアイディアを引き出す茅根さん
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このプランの課題って何だろうと佐井さん
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札幌平岸高校宮森先生からもアドバイス
ココロオドルビジネスプランを発表してみよう
さぁ、それぞれのグループが練ったココロオドルビジネスプランの発表です。
こんなビジネス、あったらいいね!と思わせるような内容に加え、プレゼンの仕方も大事だよ、と見守るファシリテーターたちの心配をよそに、高校生のみなさんは堂々と見事な発表を展開。
まさに「ココロオドル」プランの数々に参加した大学教員も驚きを隠せませんでした。
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小倉さんが発表を見守ります
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楽しいアイディアに観客も聞き入ります
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熱のこもった見事なプレゼンを展開
高校生の豊かな感性に感銘を受けました
ワークショップに参加した片山学部長からは、「短時間でプランを作るのは難しいと思っていたが、素晴らしいアイディアが創出される場面に立ち会えて、感激しています。高校生の力には感銘を受けました。」とのコメントがありました。
参加した生徒さんからは、「経済と経営、それぞれの視点で物事を捉える経験ができたことで、理解が深まった」「自分の好きなことを形にしていくことの楽しさと難しさを知った」「もう少し発表を工夫すれば良かったと反省点があったが、大学生から、その視点が成長につながるよ、と褒められて嬉しかった」「大学生の親しみやすいトークとアイディアの引き出し方がうまくて感動した。楽しかった」などの感想をいただきました。
経済?経営の学びの魅力
当初の目標だった「経済?経営の学びの魅力を伝える」。
今回は平岸高校の皆さんのご協力で達成できたのではないでしょうか。
メニプロの活動は続いていきます。
- 発行日: 2024.10.25
- 経済経営学部経済学科