人文学部
Faculty of Humanities
【人文学部】伝えるのは命 繋ぐのは命~1年生合同講演会
6月7日(金)に、主に人文学部1年生を対象とした「人文学部合同講演会」を開催しました。これは、所属学科の学修領域を超えた分野の専門知識や独自のフィールドの経験に触れることで、多様なテーマについて考える機会を提供する目的で毎年行われている行事です。
今年は、旭川市立旭山動物園で統括園長をされている坂東元氏をお招きし、「伝えるのは命 繋ぐのは命」というテーマで講演をいただきました。
講演では、坂東様が動物との関わりの中で感じられたことを基に、これからのヒトと動物の共生や、ヒトが次代に繋ぐ?託すことについて、旭山動物園での動物の動画や画像を紹介いただきながらお話をいただきました。
講演の最後には、1年生に向けて「『興味がないから知らない』ではなく、知るには感性のアンテナを立てておかないと受信できない。皆さんには学生時代に感性のアンテナをたくさん育ててほしいです。色々なものを感じ取れることが、心の豊かさに必ず繋がります」とお話されていました。
講演終了後には、坂東様へ個別に感想を伝えたり、質問をする学生もおり、時間の許す限り、丁寧にご対応くださいました。
終了後の学生からのアンケートでは、「動物本来の力を引き出す環境づくりのお話がとても印象に残りました。社会福祉士を目指しているのですが、将来、支援を受ける方々に接する際には、その方の周りの環境について知り、その環境を活かし、支援を受ける方々が本来持つ力を最大限引き出せるような社会福祉士になりたいと思いました。」。
また、「動物だからと自分たちの感性を投影して代弁するのではなく、彼ら彼女らの独自の感性を大切にすることも重要だと感じました。」などの感想があり、坂東様のお話や講演で紹介された旭山動物園でのエピソードから、学生それぞれに強く感じ取ったものがあったようです。
今回、講演いただいた坂東様、また合同講演会の運営にご理解?ご協力くださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。