〈お知らせ〉【教職課程】2023年度採用 教員採用試験合格者~合格体験記Vol.2~

【教職課程】2023年度採用 教員採用試験合格者~合格体験記Vol.2~

 2023年度採用の教員採用試験には、北海道、札幌市のほか道外を含め、現役4年生から小学校17名、中学校社会1名、中学校英語1名、高等学校英語1名、特別支援学校5名の計25名、既卒者8名(小学校、高等学校地理歴史、特別支援学校)の合計33名(延べ人数?2022年11月1日までの確認分)が登録されました。4月から「教員」として新たな一歩を踏み出します。
 教員採用合格者から、これから教師を目指している後輩に向けて、合格体験談をいただきました。今回はその2回目です。

「教員採用試験の対策について」(人文学部?こども発達学科 <2023年度 北海道?小学校採用>)

 私は小学校の教育実習を経てさらに教職に就きたい思いが強まりました。ただ私は教育実習の1週間後に第1次の筆記試験、その1か月弱で第2次試験と過密なスケジュールでした。教育実習中はほとんど教員採用試験の対策に力を注げないため、5月に教育実習に行く学生は4月終わり段階で第1次、第2次ともに不足のないくらい対策を行うことを勧めます。また、近年の傾向として第2次の面接試験においての人物重視の採用の比重が大きくなっているため、志望動機などのエントリーシートからの質問、時事問題など広い範囲で自身の考えを言語化する練習が必要になります。面接試験では、自身の回答から二の矢としての掘り下げられる質問が受講者の多くで見受けられているようなので、すぐ折れてしまわずに諦めずに自身の考えを伝えきるメンタリティも欠かせません。そのため大学内で知見のある先生と相談を行い、早い段階で面接対策に移行していきましょう。まずは筆記試験の突破、そして第2次試験と考えるのではなく、第3学年以前から両方の対策を網羅し希望の学校種に合格できることを陰ながら応援しております。

「頑張りたいことに対して自分の解釈を広げてみたら」(人文学部?こども発達学科 <2023年度 北海道?小学校採用>)

 大学生になるまで無条件で勉強や学校が嫌いだった私ですが、現在は「理解できず自分の思考が入る余地がないものは退屈」且つ「理解できて自分の解釈が広がるものは面白い」と考えています。同時に自分の思考や解釈を加えると記憶に残りやすく、自分の価値観が広がり深まるとも思います。
 よって、教員採用試験対策としては、志望動機?目指す教員像?その理想実現のために行いたいことを具体的及び端的に言語化して記録することに時間を費やしました。その上で、それらの内容の児童にとっての有益性を他者の理論や実験、公教育の変遷などで裏付けます。更に、法律?学習指導要領その他の国や文部科学省などの制度?取組?方針に反しないか検討します。以上は面接で活用でき、教育原理?教育法規?教育心理といった筆記試験対策にもなります。
 また、月並みな助言ですが、時間を自分にとって有意義になるように活用することが大切だと思います。例えば私は「今が人生で一番若い、つまり今が人生で最も時間や身体に余裕がある、なら今を有効活用しないともったいない」と「今自分が死んでも後悔しない行動をする」という信念で、今における最善を判断し行動しています。まとめると、充実感ある生活を送るため、感銘を受けた信念を持つことを私は勧めます。
 勝手ながらあなたの幸せを願っております。心も体も大切にお過ごしください。
  • 発行日: 2023年02月24日
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