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高校生が進路を検討する際、十分な情報が得られているのだろうか。大学生は授業以外のどのような場面で成長できる機会があるのだろうか。そのような思いを抱き、大学生と高校生が交流する機会を探していました。ご縁があり、昨年に引き続き北海道清里高校において、高校生と大学生の交流会を実施させていただくこととなり、高校生19名、本学学生8名、学習サポートで清里町を訪れていた他大学生6名が参加し、8月8日に「大学生としゃべり場-大学ってどんなところ!?-」を実施いたしました。
まず、本学学生2名が、全体に対して「大学生活の様子」「大学を目指したきかっけ」「受験への取り組み」等について話をし、その後、希望分野別に6つのグループに分かれ、交流会がスタートしました。高校生からは、「高校時代どのくらい勉強したの?」「どのような大学生活を送っているの?」「どのように時間割を組むの?」「一人暮らしは寂しくないの?」等々、様々な質問が投げかけられました。最初は緊張していた参加者も次第に打ち解け、大きな笑い声が聞こえてくるグループもありました。
学年や進路希望が様々な参加者でしたが、高校生からは「大学は勉強するだけの場ではなく、多くの人との繋がりがあり自分を成長させることができる場であることが分かりました。」「自分の行きたい大学も、そのための目標も決まりました。」「残りの高校生活、進路活動も勉強もボランティアも精一杯頑張ろうと思いました。」等の感想をいただき、大学生からも「高校生と話をしていく中で、自分のやりたいことが明確になり、目標に向かって頑張っていた自分を思い出すことができました。」「何かに向かって一生懸命頑張る、という気持ちを思い出させてもらいました。」「人が大好きである、もっと沢山の人と関わりたい、という気持ちが自の中にあることを認識しました。」等の感想が寄せられ、お互いにとって非常に有意義な交流となりました。
また、何より嬉しかったことは、終了後に高校の前で写真撮影をしていると、交流会に参加した学生が追いかけてきてくれたことです。名残惜しそうに高校の前で交流会の続きが行われていました。昨年には無かったこの光景に心から感動し、短時間にそのような関係を築いていた学生たちに驚きました。
昨年に小さな一歩を踏み出した交流会ですが、確実に次の歩みを進めていると感じています。今後も「高校生が進路を検討する際の一助にしてもらうため」、「大学生が自身を振り返り、授業以外の場面で様々な成長の機会を得るため」の活動を続けることができれば嬉しく思います。
この場をお借りして、本企画に係わった全ての皆様に感謝申し上げます。
なお、今回は高校までの移動手段に「ぷらっとバス」を利用しました。これは、在学生に、帰省や旅行で利用してもらおうと実施しているものです。「高校生と大学生の交流事業」における高校までの移動は大学が費用負担致しますので、高校側の負担はありません。この取り組みに興味のある方は、大学教務課高大連携担当(011-386-8111)までご連絡下さい。