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SA(スチューデントアシスタント)は、授業運営をサポートする先輩学生のことです。彼らは教員の補助者として講義プリントを用意したり、レポート課題を配付?回収するなどの補助作業のほか、授業中の受講生への個別支援や欠席しがちな受講生への声かけなど、幅広く活躍しています。今年度は全学部で30名以上の学生がSAを務めています。
6月2日、NPO法人NEWVERYの伊藤俊徳氏を講師にお招きし、今年度3回目のSAスキルアップ研修を行いました。
研修会では、彼らが日頃SA業務を行うなかで抱えている課題を出し合い、その対処法について意見交換を行いました。彼らから提起された課題は、受講生が主体的に授業に取り組むにはどうしたらいいか、議論の盛り上がらない集団の雰囲気をどうやって変えていくかなど、受講生との関わり方が中心になりました。「単に正解を教えるのではなく、受講生それぞれの様子をみながらアドバイスしている」、「心を開かない受講生にはあえて授業と関係のない話題を持ち出すなどリラックスさせるように心がけている」など、それぞれが実践している工夫を紹介しあいました。
研修会の様子
伊藤氏は、受講生の接し方には定まったものがあるわけではなく、一人一人とコミュニケーションをとりながら深く理解していくことが大切。そのうえで、「ホールドしつつ(でも握りしめない)+手放す(でも放置しない)」というバランスのとれた支援が重要であると指摘されました。
次回の研修会は7月7日(金)に開催予定。SAたちは教員と受講生を結ぶ架け橋として、より良い学びの場を提供するために、継続的な研修を受けながらスキルアップしていきます。