〈お知らせ〉【総合研究所】人文学部人間科学科 大澤真平准教授が日本社会福祉学会 学会賞(学術賞)を受賞

【総合研究所】大澤准教授が日本社会福祉学会 学会賞(学術賞)を受賞しました

このたび、人文学部人間科学科の大澤真平准教授の著書『子どもの「貧困の経験」-構造の中でのエージェンシーとライフチャンスの不平等』(法律文化社、2023年)が、日本社会福祉学会 学会賞(学術賞)を受賞し、10月26日(土)に開催された「日本社会福祉学会秋季全国大会(会場 東海市芸術劇場)」において授賞式が行われました。
 
表彰

授賞式

学術賞は「学会員のうちで顕著な研究業績をあげた者の顕彰」として授与されるものです。大澤准教授の研究は、子どもの「貧困の経験」が人生において持つ意味を、「資源の不足と欠如」、「構造のなかでのエージェンシー」の二つの視点を軸に、量的調査と質的調査の両面から分析したものです。貧困が子どもにとって持つ意味を、子ども自身による子ども期の振り返りと、それが現在の生活に与える影響から検討し、貧困の再生産過程を詳細に明らかにした点が評価を受けました。

スピーチ

授賞式で挨拶をする大澤先生

子どもや若者が自分の生活を実現できる社会を目指して

大澤准教授は受賞について「研究を始めるきっかけとなった、これまでに出会った多くの子ども、若者、そして、インタビューに応じてくださったお一人おひとりに感謝をしたい。みなさんから受け取ったことを、少しでも子どもや若者が自分の生活を実現できる社会的な環境を整えることに還元していきたいと思います」とコメントしました。

*大澤准教授の講義(社会福祉論、児童福祉論、児童福祉特論)は人間科学科だけではなく、すべての学部学科の学生の受講が可能です。

表彰状

研究を通して出会ったみなさんに感謝します

  • 発行日: 2024年11月07日