農業経営者を訪問(農業経営と原価意識の関連についてレポート)
坂口専門ゼミナール(2年生6名)は、9月11日(月)に農業経営者訪問を行い、「農業経営と原価意識」について研修を行った。
同ゼミナールでは、「簿記を通して業種の違いを知ろう」をテーマとしており、2年前期においては農業分野を取り上げている。資格取得(農業簿記検定)も奨励しているが、平素のゼミでは農業に関する書籍を読み、農業全体の理解を深めている。その過程で、農業における国際競争、とりわけTPPなどの影響による「安い農産物との競争」について関心が強くなり、生産現場でのコスト意識を知るために、今回の訪問を行った。
訪問先は、昨年もお世話頂いた長沼町にある「四釜農園」(写真左中央 四釜慎一郎氏)で、事前に送付した質問主意書への回答をもらうことを中心に行った。
その中で、「法人経営によるメリット」「出荷時期を考えた輪作」「直接販売と農協経由の販売の併用」などを具体的にご教示いただいた。原価意識という点は、「自信を持って売れる」という確信の下、合理的な作付け量、気象予測、ニーズの把握などを勘案することから考え始めるとのことでした。
今回の成果と、別に行った会計事務所訪問、農政事務所からの提供資料を検討して、まとめを行いたいと考えている。