12月9日(金)の「子どもの英語」の授業で、北海道科学大学の佐藤ケイト先生にお越しいただきました。
佐藤先生は、英語の発音と綴りの間にある規則性や結びつきから正しい読み方を学ぶ方法であるフォニックスを研究されています。
単語を構成する少ない文字数のグループがそれぞれどんな発音を示すのかを知ることで、単語の読み書きを理解しやすくなるというものです。
この学習法は英語圏で子どもに読み方を教えるために広く用いられています。
今回は、先生の考えたいくつかのゲームを実際に体験しながらフォニックスについて学びました。
音楽を流し、聞こえてきた発音に合ったカードを取る、かるたのようなゲームが行われています。
じっくり考えながら進めるゲームも盛り上がっていました。
"i"→"in"→"pin"→"spin"→"spint"→"sprint"という風に、いきなり単語を読もうとするのではなく発音を少しずつ確認しながら単語を読む方法も紹介されました。
ここでもカードを使い、一人一人が順番に先生役として発音を教える練習が行われました。
学校現場で教えることを想定し、「間違えたらどうしよう」という不安を取り除き学習を楽しめるような声掛けや教材の工夫、フォニックスを活用する際の学年によるポイントについても教えていただきました。
教員として現場に立つときに活かせることの詰まった実践的な授業となりました。