昨年度にひきつづき10月29日から11月1日の日程で福島県大沼郡昭和村でのフィールドワークを実施しました。本年度はすべて3年生の8名と内田、木戸の担当教員が参加しました。
仙台までは飛行機、そしてそこから高速バスで会津若松に向かい、NPO法人苧麻倶楽部のみなさんに出迎えられ車で現地へと向かいました。昨年度は小野川集落にお世話になりましたが、本年度は野尻集落に受け入れていただきました。
まるまる2日間の現地ので実習では、村内の参与観察、からむし織りの体験、地域の共同作業として施設の雪囲いのお手伝い、ゲートボール場の整備などなどに加えて、交流会などを通じてたくさんの方々にこの村での暮らしについてお話をお聞きしました。2日目の交流会では、現地調査をふまえた発表も行ないました。多くの学生が織姫さんや「孫ターン」などの移住者の方々とそれを受け入れる地域の方々との関わりに関心をもちました。また、それが結果的に孤立を防ぎ相互に見守り合うような関係を形成する「お茶飲み」のような地域の文化にも興味をもったようです。
ご協力をいただきましたみなさまに感謝いたします。とともに、来年度もよろしくお願いいたします。
現在、学生たちは報告書の完成に向けた作業をつづけています。8名の履修者の中にも何人かが該当しますが、この授業は社会調査士の資格課程の認定科目のひとつとしても位置づけられており、このカリキュラムの総まとめ的な位置づけを与えられています。年度内の完成を目指します。