人間科学科へようこそ。私たち人間科学科の教員?職員?先輩学生は、新入生の皆さんを心から歓迎します。
人間科学科には、多様な学問領域—社会学、社会福祉学、心理学、教育学、歴史学、言語学、考古学など—の専門家がいます。学問領域には、それぞれ独自の問題への取り組み方があります。つまり、社会学には社会学の、歴史学には歴史学の「人間に対する見方」があり、それらの多様な見方によって、「人間」に様々な方向から光を当て、多角的に検討していく、というのが私たち人間科学科の基本的なあり方です。
また、学問というのは、決して孤立したものではありません。様々な隣接する領域との関わり合いの中で、刺激を受けつつ進歩するのが学問の通常の姿です。例えば私は心理学が専門ですが、心理学は、社会学?歴史学?言語学?哲学などと深い関わりがあります。ですから、これらの知識を得ることは、心理学を学ぶ上ではとても大切です。また、心理学が応用される領域として、福祉学?教育学などがあります。人間科学科は、これらの学問相互の関わり合いを実感できる学科であると思います。
新入生の皆さんが、これからの大学生活の中で、様々な興味深い学問と出会えますように。専門的な深い知識を身につけると共に、多角的なものの見方も知ることが出来ますように。どうぞ充実した大学生活をお送りください。私たちは皆さんを心から応援しています。
人間科学科長 舛田弘子