同僚の元気系某先生が,幸福感に満ちた表情で「学院大の学生大好き!」,「学院大生イノチ!」と叫んでいました。いつだったかの飲み会のときのことです。
私のゼミに来てくれたゲスト講師も,「いやー,いい学生さんたちですね」と言ってくれました。その理由を聞くと,「人を値踏みしませんもね」との答え。値踏みしないとは,人を見下したりせず,尊敬の念をもって接していると解釈できます。多少のリップサービスはあるにしても,ほめられるとうれしいですね。
私も先の元気系某先生の気持ちに刺激され,こんな学生たちのために,体を張ってなにかをやってみようと思い立ちました。特別支援教育関連科目を担当している私は,来年度の教育実習で使用する『教育実習日誌』を作成しているのですが,表紙で使う写真を撮ってこようと思ったのです。どこで?????,「夏がく~ればおもいだす 遙かな尾瀬 遠い空?」の「尾瀬」です。私にとっては,遙か彼方まで続く尾瀬ヶ原の木道が,「教師への道」に見えたのです。これこそ表紙を飾るに相応しい風景だと。
ところが当日は生憎の雨。雨の尾瀬もいいのですが,写真はシブ過ぎです。却下されても文句は言えませんね。でも,この写真のために雨中を18キロも歩いたのですから。2010年9月12日(日)のことでした。