また、学習面では、人間科学科にいた頃には全く異なる分野を学んでいたので、まちづくりというものがどのように行われ、どんな風にまちの発展に影響を与えるか、大学院に入るまで考えたこともありませんでした。院に進むきっかけとなったのは病気をして入院したことで、あまり大学生活というものが満喫できなかったこと、せっかくだからもう少し色々なことが学びたいと思った経緯があったからです。それがなければ、この経験はできていなかったかもしれません。今までとは全く異なる勉強ですが、日々新鮮で、興味深く、とても嬉しいです。
地域社会マネジメント研究科は、ノートに文字を書いていくことよりも、人同士の直接的な交流が大切な研究科であると私は思っています。初めはついていくことに精いっぱいでしたが、今では、同世代はもちろん多くの経験をされてきた方々と雑談を交えながら、楽しく講義を受けています。
(2008年度人間科学科卒業 稲田穏香)