去る12月11日(木)、藤野ゼミでは本学名誉教授の二通先生をお招きしてゼミ発表会をおこないました。
今年度前期は「育児の社会化」をテーマに、さまざまな親子関係や家族の形について、映画や共通文献を題材にしてディスカッションしてきました。そこで培った問題意識をもとに後期は「LGBT」に焦点を当て、3つのグループに分かれて学習を進めてきました。それぞれのサブテーマは「LGBTの人たちの家族形成と人権」「LGBTの生徒が過ごしやすい学校をつくるには」「LGBTをめぐる国家と企業の取り組みの現状」でした。
ご存知の方も多いと思いますが、二通先生は10年にわたって本学の特別支援教育課程を支えて下さった素敵な方です。近年はLGBTと教育について学会で共同研究を進められ、講演会やシンポジウムなども精力的に企画されています。今回はお忙しい先生に無理を言って、私たちのゼミ発表会にコメンテーターとしてご参加いただきました。各発表に対して核心を突いた愛あるコメントを下さっただけでなく、さすが映画評論家の顔もお持ちの二通先生、LGBTが描かれた映画の年代順リストとそれらの歴史分析を試みた貴重な資料を提供して下さいました。二通先生の研究者?実践者としての飽くなき情熱に触れられたことも、これから卒業論文に取り組む学生たちにとって良い刺激になったに違いありません。発表したみなさん、おつかれさま!そして二通先生、ありがとうございました!
発表会終了後、二通先生を囲んで