人間科学科
Department of Human Sciences
【人間科学科】「特別支援教育」の学習をしてみませんか?
こんにちは!
人間科学科で、主に特別支援教育分野を担当しています「栃真賀(とちまか) 透(とおる)」といいます。
今回は「特別支援教育」について紹介します。
みなさんは、今まで小学校、中学校、高等学校でたくさんの友達や先生と出会い、また学習や遊びなどを通して、いろいろなことを学んできました。
その中には、障害を抱えた人たちもいたのではないでしょうか。
ヘレン?ケラーの言葉に「障害は不自由であるが、不幸ではない。障がい者を不幸にしているのは、社会である」というものがあります。一人ひとりの生命の重さを理解し、障害のある人も、ない人も、人間としての尊厳が保てるような社会をつくっていくことが大切です。
自分のよさや可能性を認識するとともに、他者をも尊重できる人。より良い社会を作るために、多様な人々と協働できる人。そんな人を育てることが今、学校に求められているのではないでしょうか。
本学に入学してきたみなさんの中には、教員志望の人もいると思います。本学では特別支援学校の教員になるための講義も選択できます。是非、「特別支援教育」についても勉強してほしいと思います。私が担当している授業の中から、少し紹介します。
~「知的障がい者の心理学」から~
テキストを使いながら、主に知的障害児(者)の心理や学習支援等について勉強します。
一人一人をより深く理解するためには、様々なアセスメント(発達検査等)は欠かせません。目的は2つあります。1つは子どもが抱えている困難に気づき、その特徴について判断を行うこと、2つめは、家庭や学校の状況を考慮しながら子どもへの支援を考える材料とすることです。
授業では、検査器具等(田中ビネー式検査、K-ABC、テストバッテリー等)に触れながら、検査の目的?方法等を理解します。アセスメント学習はほとんどの学生が初めてであり、実際に検査を経験することで、特別支援教育に興味をもつ学生も増えてきました。今まで勉強したことのない分野に貴方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
こちら「人間科学科 模擬講義(2020年7月作成)」の動画では、特別支援教育紹介と私の研究室紹介をしております。ぜひご覧ください。