人間科学科
Department of Human Sciences
【人間科学科】1年基礎ゼミナール特別講座「働く者の権利?ワークルールを学ぼう」を開催しました
人間科学科の1年次基礎ゼミナールでは、昨年度に引き続き、労働問題の専門家である神保大地弁護士(さっぽろ法律事務所)をお招きして、特別講座「働く者の権利?ワークルールを学ぼう」を開催しました。はじめに人間科学科の山本政俊教授から、ワークルールを学ぶ理由とともに、国際スタンダードとしてのワークルールがどのように作られてきたかという歴史の紹介がありました。次に神保弁護士から、働く者に関係する代表的な法律の解説がありました(皆さんご存知でしたか?最近では「アルバイトには無い権利」のほうが少ないそうですよ)。
具体的で豊富な事例に基づく、きわめて実践的かつ実効的なお話が、神保弁護士の真骨頂です。シフト強要対策や残業代未払い対策、困った時にはどこに相談すれば良いのか、そして仲間を集めて声をあげることの重要性などなど。働く者が我が身を守るために知っておくべき知識を、ユーモアを交えながら熱く伝えてくださいました。最後はロールプレイ「残業代払ってください編」です。学生同士ペアになって、アルバイト役と社長役を演じました。あちらこちらから役に成りきったセリフが聞こえてきました。
今回の特別講座は、高校までの授業で習った法律を、机上の知識として記憶するだけでなく、自分事として理解する良い機会になりました。学生時代のアルバイトでも、就職してからも、自分の身を守る知識として生かしていってほしいと思います。神保弁護士、どうもありがとうございました!