人間科学科
Department of Human Sciences
今回は人間科学科の川原教員の新著についての紹介です。川原先生は35年間、北海道の高校で社会科(公民科)を教えてきた経歴をお持ちです。現在は本学教員として、主に「教職入門」「生徒指導論」などの教職科目のほか、「子どもの権利と教育」の講義を担当しています。この「子どもの権利と教育」の講義内容をまとめたものが、今回ご紹介する『子どもの権利条約と生徒指導』という書籍です。今年度からは講義のテキストとしても使用しています。
「子どもの権利条約」を日本が批准して30年ちかくになります。しかし、その名称を知っている人はいても、その内容や理念についてはあまり良く知られていません。また日本の学校では、いまだに理不尽な校則や体罰、いじめや不登校などの問題があり、必ずしも子どもの人権が十分に保障されているとは言えない状況もあります。
この書籍(と講義)は、「子どもの権利条約」の内容と理念について理解をしたうえで、学校教育(特に生徒指導の場面)において、それをどのように子どもたちの権利保障につないでいくかや、どのように子どもを権利行使の主体として育てていくことができるかについて考える内容になっています。
将来、教師や保育士など子どもの育ちに関わる仕事に就きたいと思っている学生さん(や高校生のみなさん)には、是非ともこの本を読んで(この講義を受けて)もらえればと思います。人間科学科では、中学校(社会科)、高校(地歴?公民)、特別支援学校の教員免許状を取得できます。教職と子どもの権利や教育に興味関心のある方は学科在线麻将平台_打麻将平台-app下載ページをのぞいてみてください。