人間科学科
Department of Human Sciences
【人間科学科】現地を歩こう~地域文化演習は森林公園へ
2年生が主体の地域文化演習。
今回(6月16日)はいつもの教室を出て、外に出ました。大学正門近くで集合し、野幌森林公園内の遊歩道を歩いて、自然ふれあい交流館へ。
江別キャンパスがある江別市文京台は、第二次世界大戦後の「戦後開拓」で農地にされ、その後高度経済成長のなか札幌市近郊の住宅不足が問題になって、1970年代に宅地化された歴史があります。今回歩いたのは、大学横の文教通の向こう側。いったん農地にされた後、宅地ではなく道立野幌森林公園の一部に組み込まれた一帯です。ササやセイタカアワダチソウの草原が多く、周囲の木にも人が植えたようなものが目立ち、農地だった時代を感じさせます。
今回は、歴史の痕跡を探すことも目的にしながらも、まず野外を歩いてみて自分で感じ、何かを見つける力を養うことを大切に。エゾハルゼミがにぎやかに鳴くなか、暑くなって大変でしたが、植物や虫に目をとめて会話する声も。エゾリスが姿を見せてくれるという幸運にも恵まれました。
参加した学生全員が、野幌森林公園の窓口、自然ふれあい交流館に来たのは初めてだとか。交流館スタッフの小川由真さんに、野幌森林公園はどんな特徴があるか、どれだけ多くの種類の生物が生息しているのかをお話ししてもらいました。
江別キャンパスのすぐ側にある広大な森林公園を味わった時間。地域を再発見する機会になったことに期待です。