夏のオープンキャンパス
7月26日(日),本学において夏のオープンキャンパスが開催されました.
全体説明会の後,11時35分から12時35分頃まで,山田智哉 経済学部長が経済学科説明を,土居直史講師がミニ講義を行いました.
1.経済学科の説明
2014年度以降の経済学部の教育課程の特徴として,
(1) 基礎力(社会人基礎力)とキャリア教育
(2) 経済学的思考力の養成
(3) 専門教育と「国際経済コース」,「地域経済コース」,「CUP(キャリア?アップ?プログラム)コース」
(4) 4年間一貫したゼミナール教育
(5) 実践教育(フィールドワーク)と現場理解
(6) 英語教育と異文化理解
が説明されました.
上の3)のコースの説明では,前者の2コースが経済学部の伝統的な教育内容を継承した課程であること,また,法学部との共同運営のCUPコースは,職業を意識した4つのプログラムで構成されており,公務員養成(警察官,消防士,地方公務員など),金融関連の職業(銀行員や証券マンや保険外務員など),ITパスポート,社会調査士などを目指すプログラムの構成であることが説明されました.
2.ミニ講義
国際経済コースの土居直史講師から「TPPに賛成?反対? 貿易の意味を考えてみよう」というテーマでミニ講義が行われました.貿易を行うことによって得られる利益とは,各国が生産するのが「比較的」得意な商品を生産し,交換することで,資源を有効に使えることである,という点について,具体的な数値例を用いて説明が行われました.さらに,どんな国であっても,他の国に比べて「比較的」得意な商品は必ず存在すること,そして「比較的」得意な商品を決めるうえで重要なものとして,機会費用という経済学の考え方があることが説明されました.最後に,貿易を行うことの利益がある一方で貿易によって生じる問題点も存在すること,そして貿易を行うことの利益と問題点の両方を比較検討する上で経済学の考え方が役に立つことが指摘されてミニ講義は締めくくられました.
これに引き続き13時から本学のG館8階で個別説明会が行われ,教員3名が対応しました.経済学科のより詳しい内容,AO入試や推薦入試といった各入試制度の違い,CUPなどについて保護者や高校生の質問に対応しました.