経済学科

2012年度第1回経済学部講演会

2012.07.05

お知らせ
2012年度第1回経済学部講演会
2012年6月12日に,法政大学名誉教授である大谷禎之介先生をお招きし,2012年度第1回経済学部講演会を開催しました.
 
ご講演では,資本主義社会はアソシエーションを産みおとすというマルクスの予測は,資本主義社会はすでにその胎内に未来社会を懐胎しているという資本主義的生産様式についての科学的認識にもとづくものであり,この予測の適否は資本主義についての科学的認識の正しさ,とくに労働する諸個人の意識と活動の発展として現れる資本主義の運動法則についての認識の正しさにかかっている,と指摘されました.
 
また,学生からは「今回の講演会はこれまでの講義では触れられなかったマルクスの人柄や資本論の一部内容に踏み込んだ話を聴けることができ,とても面白かった.特に資本主義社会は次のアソシエーション社会へ移行するための土台であるというのは興味そそる話でした.今後現代社会はどのように変容していくかとても楽しみです」といった感想が寄せられました.
  • 発行日: 2012.07.05