2月13日(月)にインターンシップ報告会が行われました.
中村寛輝君が日本労働組合総連合会北海道支部でのインターンシップの経験をもとに「ワーク?ライフ?バランスの実現」というテーマで報告しました.ワーク?ライフ?バランスとは仕事と生活の調和を図ることで,日本人にありがちな仕事中心の生活を見直そうというものです.
中村君は現在の日本の失業率の高さ,育児休暇中に給与が出ない,男性の育児休暇の取得率が低いなどの問題を述べた後,ワークシェアリング(個々の労働者の労働時間を短縮して多くの人の雇用を確保すること)によりワーク?ライフ?バランスが達成できると考察しました.そしてオランダなどの海外の例として,日本との法律の違い,正社員と非正規社員との間で賃金の違い,残業に対する規制の違いなどを指摘し,結論として,ワーク?ライフ?バランスを日本で実現するためには法律を変更と,残業規制や育児休暇制度などを根本的に変える必要があると結論づけました.
※2008年度入学生以前のカリキュラムの科目「インターンシップ」は,企業の実習経験にもとづいて研究報告をすることになっています.