経済学科

倉田教授の最終講義

2012.02.15

お知らせ
倉田教授の最終講義
1月27日(金)に倉田 稔 教授の最終講義が行われました.倉田教授は,小樽商科大学を退職されたあと,2009年度から本学部で3年間経済学史を担当されました.
 
最終講義は「現代世界経済の本質と秘密」というテーマで,現代経済におけるマネーの重要性,影響力の増大,超巨大財閥(ロスチャイルド,ロックフェラー,モルガン)の世界経済への影響力の大きさ,後進国,特に農業地域の貧困化とその解決策について,現在の世界経済を教授独自の視点で説明されました.
講義の後,ゼミ生からそれぞれ花束が贈呈されました.
倉田教授の最終講義
なお倉田先生は,昨年12月に北海道新聞の夕刊で「私の中の歴史社会思想を追って」というご自身の回顧を12回にわたり連載されました.その中でご自身の学問の遍歴,とりわけ,ヒルファディングや小樽にゆかりのある小林多喜二のことなどに触れられました.最近の研究として,21世紀の資本主義についても書かれていて,今回の最終講義はその研究の一端を紹介するものでした.
  • 発行日: 2012.02.15