7月7日、北海道札幌東商業高等学校と本学人文学部英語英米文学科の両方で学んだ卒業生の黒川惠里子さんをお招きし、高校生のみなさんにお話を聴いていただく機会を設けました。
スライドを使いながら、すべて英語でお話をされ、講義を担当しているリン先生からのコメントも交えながら、今までの経験が共有されました。スライドの中には、高校生のみなさんが現在指導を受けている先生の姿もあり、思いもかけなかったサプライズに歓声が上がりました。
高校と大学での学びで好奇心がどんどん伸びました
現在は、札幌国際プラザでMICE事業に携わっている黒川さんですが、高校では勉強が苦手でした。しかし、2年生の時に「英語の発音がすごくいいね」と英語の先生に言われたことがきっかけとなって英語に関心を持ち、本学に入学することになったことを話しました。大学では、英語スピーチコンテスト(English Speech Contest)、世界から集まった学生とディスカッションをする国際会議(International Student Conference)、アメリカへの一人旅などを通じて「好奇心」の種がどんどん心の中で成長していくのを感じ、新しいことを学ぶのが楽しいと気づきました。それをもっと多くの次世代に伝えたいと、4年生になった時に教員になるための勉強を始めたそうです。
スリランカの伝統舞踊「キャンディアンダンス」との出会い
その後、内閣府の世界青年の船(SWY)事業を経験して「好奇心が創造力や独創力を高める」「異文化を知ることで自身のことも知れる」ことを実感し、さらに、JICAのボランティアでスリランカに2年滞在。異文化の中で様々な困難や挫折を経験しながらも、意欲をもって子どもたちに「学びの楽しさ?面白さ」を伝える活動を精力的に続けてきました。その中で、スリランカの伝統舞踊「キャンディアンダンス」に出会い、人前で特別なヘッドドレスをつけて踊ることが許される資格を得たそうです。
好奇心を育てるために
「好奇心は自分がどういう人であるかを教えてくれます。今、高校生のみなさんにお伝えしたいことは3つです」と黒川さん。
1.Let’s try anyway. とにかくやってみる
2.Ask for help. いろいろなひとの助けを借りる
3.Go to College. 大学が将来を大きく広げてくれる
と締めくくりました。
講演の中で、キャンディアンダンスのミニワークショップをして一緒に踊り、最後には様々な質問もあげられ、異文化を共に体感する時間を過ごしました。
下記のリンクは、2023年6月30日に人文学部合同講演会で黒川惠里子さんが講演したときの様子です。こちらもあわせてご覧ください。
- 発行日: 2023.07.25
- 在线麻将平台_打麻将平台-app下載 教育支援課人文学部 英語英米文学科
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