経営学科

【経営学科】2022年度マーケティング実践の活動報告(4) ~ 古着屋のマーケティング戦略 ~

2023.03.07

お知らせ
2022年度の科目「マーケティング実践」は碓井ゼミナールの3年生20名の学生が10のグループに分かれ、1年間、調査研究活動を進めてきました。2022年12月23日(金)の実践科目報告会に参加し、すべてのグループが実践報告を行いました。今回は、「古着屋のマーケティング戦略」をテーマとするグループの活動について報告します。

■グループのメンバー:経営学部3年の松隈 花さん、八十科 亜純さんの2名
■テーマを設定した経緯と目的:古着屋を実際に利用するのは、限られた層のファンとなっているため、古着屋の新規利用者を増やすマーケティング戦略が不可欠になっています。そこで、古着屋の顧客拡大に向けたマーケティング戦略を研究するために、多くの店舗に訪れ調べることにしました。具体的には、古着屋の口コミ情報やSNSでの取り組み、店舗内の品揃えや接客などの店舗観察を行いました。最終的には古着屋の新規利用者を増やすための戦略について提案することを目標にしました。
■札幌市内での調査:店舗での調査の前に、SNSを活用した店舗紹介やおすすめ商品の紹介などに関する情報を収集しました。インスタグラムでの写真の掲載についても調べるようにしました。札幌では、3店舗を訪問し、品揃え、値段やタグ、接客などを調べました。タグに関しては、店舗によって取り組みの違いがあることがわかりました。古着の中には汚れが原因で安く売られていることがありますが、この汚れに関しては買ってから気づくこともあります。しかし、店舗によってはタグでその商品の状態が一目で分かるような工夫をしていました。このように店舗に行ってはじめてわかることが多いことを把握しながら、今後の古着屋の経営戦略について検討することにしました。
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《札幌での店舗観察についての報告》

■関西研修での取り組み: 神戸、大阪、京都の古着屋をまわって、品揃え、タグ、POP、照明、試着室、接客、BGMなどの項目を中心にストアコンパリゾン(店舗比較)を行いました。また各店舗では、積極的に店員さんとお話をし、自分たちが知らないこともたくさん勉強させていただきました。店舗そのものの札幌との違いとしては、札幌が地下の店舗で面積が小さめのものが多かったのに対し、関西では地上階の面積の広い店舗が多かったということが挙げられます。その店舗面積の広さは、品揃えに直結することになります。
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《関西研修での店舗調査》

■報告会では、古着屋の顧客拡大に向けた改善案として、「口コミやSNSでの新規顧客獲得」と「外観の改善」の2点を中心に報告しました。友人間の口コミ、インスタのストーリー投稿などを活用したアプローチや明るく清潔感のある店舗づくりという「発想の転換」を提言しました。
写真03

《報告会の様子》

●今回の調査におきまして、数多くの古着店のご協力をいただきました。引き続き研究を続け、ご協力に少しでも応えられるような報告書を作成したいと思います。まことに有難うございました。
【以上、文章作成担当:経営学部3年 菊地正倫】

 
  • 発行日: 2023.03.07
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