2022年度の科目「マーケティング実践」は碓井ゼミナールの3年生20名の学生が10のグループに分かれ、1年間、調査研究活動を進めてきました。2022年12月23日(金)の実践科目報告会に参加し、すべてのグループが実践報告を行いました。今回は、「パン屋の店舗運営と広報戦略」をテーマとする活動について報告します。
■調査研究をした学生:経営学部3年の大矢 奈月さん
■テーマを設定した経緯と目的:北海道のパンの消費額は、47都道府県中、最下位の47位となっています。そのため、店舗や商品の調査を行い、顧客拡大に向けたマーケティング戦略の調査と研究に取り組もうと思いました。また、全国1位の県は京都であるため、関西研修では北海道と何が違うのかも合わせて研究しようと思いました。
■札幌市内での調査:パン屋についての基本的なデータの収集を行うとともに、市内のパン屋に行き、品揃えや価格、店内POPを調べ、来店者の行動観察も行いました。ゼミ内では、コンビニ?スーパー?パン屋の価格や製法の違う食パンを判別する味覚テストを実施しました。また、関西研修の前には、インターネットで神戸と京都のパン屋を、口コミサイトも利用しながら調べ、調査対象とする店の選定を行いました。
■関西研修での取り組み:神戸では5店舗のパン屋を調べました。特に、店内POPや品揃え、そして店舗の内装と外装について調べました。札幌と違うのは、洋食に特化したパンが多かったことと店舗の内装がとてもオシャレなものが多かったことです。京都では、8店舗のパン屋を調べました。神戸と同じ項目で調査をしましたが、「季節限定商品」が目についたので、それも重点的に調べるようにしました。
■報告会では、店舗調査での「品揃えと陳列方法」「商品のアピール」を中心に説明しました。関西の店舗でのPOPでは、客に食べたい、買いたいと思わせるようなたくさんの工夫が見られました。また、若者をターゲットにした商品では、ボリューム感のある商品と広報を行っていました。地域によって、店舗運営や広報の仕方も異なっていることがわかるとともに、札幌の店舗でも活用できるものが多くあったことを報告しました。
●今回の調査におきましては、数多くの店舗のご協力をいただきました。引き続き研究を続け、ご協力に少しでも応えられるような報告書を作成したいと思います。まことに有難うございました。
【以上、文章作成担当:経営学部3年 菊地正倫】
- 発行日: 2023.03.29
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