経済学科
Department of Economics
【経済学科】K-salon 経済学科の個性豊かな教員たち~山田研究室
学部長が巡る研究室の旅
経済経営学部学部長の片山です。
大学では、教員は「研究室」と呼ばれる個室で、研究活動や授業の準備、学生の相談対応などの仕事をしています。
経済学科の研究室は18室。さて、どんな人がどんな仕事をしているのでしょう。
しばらくコロナウィルス感染予防のために中断していた研究室訪問ですが、少しずつ再開しようと思います。
さぁ、研究室のドアを開いて聞いてみましょう。
NO.11 山田 智哉 研究室
片山:山田先生、こんにちは。書類をたくさん出して、何か作業されていたんですか?
山田:わたしのゼミでは公務員試験対策を中心に勉強しているんですけど、今年はより多くの合格者を輩出しようと、問題傾向や学生の模擬テスト結果から苦手分野を分析して、新たに模擬試験作成をしていたんですよ。
片山:それはすごい!熱心ですね。ちなみに、公務員の仕事って主にどのようなものなのですか?
山田:経済学科で力を入れているのは地方自治体の職員です。これは道庁や市役所、町場の職員になります。そのほかに国家公務員?国税専門官、警察、消防など幅広い仕事があります。
公務員試験って?
片山:公務員試験は難しいイメージがありますが…
山田:民間企業と最も異なるのは筆記試験である程度ふるい落とされてしまうところです。最近では人物重視にはなっていますが、筆記試験の準備をすることが必要ですね。難易度はその仕事によって異なります。例えば札幌市の職員はなりたいと思う人が多いので難易度は高めです。一方で町村などになってくると筆記試験の難易度は少し下がります。
経済学科で公務員を目指すには
片山:経済学科では公務員試験対策に力を入れていますが、具体的にどのような準備が必要なんでしょうか。
山田:経済学科はコース制をとっています。その中でもCUPコースの公共政策プログラムは公務員になるための筆記対策も含めたカリキュラムになっています。このコースを選択して必修科目となっている公務員対策特別演習を良い成績で修得することは公務員になるための近道です。また、公務員試験は数的処理?判断推理の分野が合否のカギといわれています。この分野をどれだけやって合格できるかが必要になってきます。
片山:公務員といえば法学部というイメージがあるのですが、経済学科の学びと関連するのでしょうか?
山田:公務員試験は数的処理?判断推理の分野が合否のカギといわれています。この分野をどれだけやって合格できるかが必要になってきます。経済学科では、
カリキュラムの中に公務員対策特別演習を設定しているので、学習環境が整っていますよ。
公務員志望の高校生は、今からどんな勉強をすればいいの?
片山:公務員を目指している高校生のみなさんもいらっしゃると思うのですが、今から準備は必要でしょうか?
山田:公務員になるための勉強量は「
1日6時間を2年間」と言われています。やった人が筆記試験を通過してその後の面接にたどり着きます。高校生の間は勉強する習慣を忘れずに行っていただきたいと思います。さらに、様々な知識が必要になりますので、幅広い知識を身につけましょう。
万全な公務員試験対策や就職支援
片山:公務員を目指す学生にとって、公務員試験対策がカリキュラムに組み込まれているのは、安心ですよね。ところで、山田先生の教え子の進路を教えてください。
山田:近年は毎年のように地方自治体に就職しています。これまでの卒業生は札幌市、紋別市、歌志内市、岩内町、奈井江町、長沼町、南幌町、道警などに就職しています。
片山:山田ゼミではどんなことを勉強しているか気になります。
山田:近年私のゼミは公務員志望の学生を募集しています。半数は途中で進路変更して民間企業に行きますが、公務員を目指している学生はほかのゼミに比べると多いです。公務員試験は筆記試験もさることながら、近年では面接もかなり重視されてきています。その中で、ゼミでは自治体研究を行っています。少子高齢化の問題などを実際に分析して自分がテーマにしている自治体の現状を客観的にとらえて卒業論文を作成しています。これを行うことにより自分が受験する自治体の現状などを少しでも把握して就職してから何をしたいのかをイメージできるように取り組んでいます。
片山:長い社会人生活。
どんな仕事をしたいのか、をイメージすることが重要ですね。ぜひ、経済学科生の夢をかなえるサポートを続けてください。山田先生ありがとうございました。
- 発行日: 2022.07.05
- 経済経営学部経済学科