経済学科
Department of Economics
【経済学科】環境問題を函館市の取り組みから考える-王ゼミ
森ゼミとの合同調査研修
王ゼミでは、経済学の視点から、環境問題の解決について研究しています。
道内の市町村では脱炭素社会を実現に向けてどのような取り組みや対策を行っているのか、森ゼミと合同で、10月26日~27日に函館市を調査しました。
函館市の地球温暖化対策
10月26日(水)、バスにて新札幌キャンパスを出発。
午後から函館市役所を訪問し、燃やせるゴミ焼却工場を見学しました。
環境部のご担当の方から、函館市の地球温暖化の現状や対策について詳しくお話を伺いました。
函館市では、「はこだてエコライフ」やエネルギーの有効利用、低炭素型のまちづくりなどを数多くのアクションプランが推進されており、 温室効果ガス削減に向けた施策に期待が寄せられています。
函館名物 イカの漁獲量減少の理由は?
10月27日(木)に訪問した函館北洋資料館では、北洋漁業の歴史を学びました。
函館の重要産業であった北洋漁業は、江戸幕府が箱館に奉行を置き、樺太沿岸の漁業を手掛けたことに始まります。
展示資料から、厳しい自然と戦いながら生きてきた先人たちに思いを馳せました。
また、地球温暖化によって函館の名物であるイカの漁獲量が急速に減少している実態に触れ、地球温暖化によってさまざまな異変が起きていることを改めて実感しました。
有意義なゼミ研修でした
参加したゼミ生からは、
「現地調査を終えて、環境問題を自分事として捉えるようになった」
「函館市の地球温暖化対策アクションプランの内容の豊富さに感銘を受けた」
「生活の中で無駄な電力使用やCO2排出をしていることに気付き、自分の行動を改めるきっかけとなった」
「電子化に伴う函館市の電気消費量増加の深刻さが分かった」
「環境問題への意識が高まり、ゼミの仲間と一緒に学べた時間は大変有意義だった」
「ゼミ生との交流が深められ、ディスカッションの機会が増えた」
などの感想が寄せられました。
教室内ではなかなか得られない今回の調査をベースに、引き続き王ゼミは環境問題の解決について追究していきます。
- 発行日: 2022.11.21
- 経済経営学部経済学科