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2023年度合格者からのメッセージ
Q&Aコーナー
精神保健福祉士(国家試験受験資格)
精神保健福祉士とは
精神保健福祉領域で活躍するソーシャルワーカーです。日本では、1997年に国家資格になりました。精神疾患や精神障がいのために起こる様々な生活問題や社会問題を解決するために、クライエントや家族の相談に応じたり、環境や社会に対して働きかけたりする仕事です。
現代はうつ病などが増えて、メンタルヘルスへの関心が高まっています。そのため、そういった問題や悩みに対応する精神保健福祉士は、ますます社会から活躍を期待されています。
<働いている領域>
精神科の医療機関や施設等で働く精神保健福祉士がその多くを占めていましたが、近年は、学校や司法機関等でも活躍しています。さまざまな機関や職種のチームの一員として協働しています。
精神保健福祉士紹介動画(15秒バージョン)
精神保健福祉士紹介動画(30秒バージョン)
本学の精神保健福祉士資格課程
必要な基礎科目と専門科目を履修し、精神保健福祉士に必要な知識を学びます。
ソーシャルワーク演習では、これまで学んだ知識を生かして、実際を想定した事例を学んだり、医療機関等への見学や地域を調べてみたりします。
ソーシャルワーク実習では、実際に医療機関や障がい者施設へ行き、様々な体験を通して学びを深めます。全て履修すると、国家試験の受験資格が得られます!
※臨床心理学科の「精神保健福祉士」受験資格課程は定員20名
ソーシャルワーク演習
講義で学んだことを活かして、実際に現場で使う技術の習得を目指します。ロールプレイをしてみたり、話し合ったり、みんなで学ぶことが多くあります。プレゼンテーションをする機会も多いため、分かりやすく伝える技術が自然と身についていきます。
精神科病院や地域の障がい者支援事業所へ見学に行ったり、地域のことを調べに行ったり、教室の外に出て学ぶことが多く、より深く理解することができます。実際に自分で行ってみると、今まで学んだことを頭の中でイメージできるようになっていきます。
ソーシャルワーク実習
約6週間、医療機関や地域の障がい者支援施設において実習を行い、現場の精神保健福祉士からていねいな指導を受けながら学びを深め、実践力を養います。実習生として患者さんと接したり、会議等を見学したり、さまざまな実社会での体験ができます。また、実際に働いている精神保健福祉士を間近で見られるので、将来の職業イメージが具体的に描けるようになっていきます。
国家試験
毎年1月末から2月初旬に行われる、16科目群、163点満点の国家試験に合格すれば、精神保健福祉士として登録することができます。
本学では合格に向けて、国家試験受験対策講座やゼミ形式での勉強会等を行って、仲間とともに合格の道を目指します。
こころのリカバリー総合支援センター 田中良人さん(9期生)
おすすめの勉強法は、友人と問題を出し合うことです。問題を解くコツや覚えておくべきことが整理されていきます。なかなか点数が上がらないときは、仲間と励まし合いながら、乗り越えました。
卒業後の進路
ガクインの卒業生は道内だけでなく、全国で活躍しています。
-患者さんが元気に変わっていく姿を間近で見られる仕事- 特定医療法人朋友会石金病院 竹田洋平さん(2期生)
病気で引きこもっていた方と少しずつお話ができるようになり、そこから元気になっていく姿が間近で見られるところに、この仕事のやりがいを感じました。外出して、充実した笑顔が見られると本当に良かったなと思います。上手くいかないこともありますが、それを乗り越えるために患者さんと一緒に考えていくことができる仕事なので、患者さんの力を肌で感じられて、嬉しい仕事だなと思っています。
-幅広い視野や考えが身につく自分自身の成長につながる仕事- 江別市役所 幡直人さん(1期生)
様々な経験ができるので、なかなか解決できない大変なことを目の前にしたときにも、諦めずに乗り越えるためにどうするか考える姿勢に変わった気がします。問題の背景に気づくことができたり、様々な職種や機関と協力したり、乗り越えていく方法を幅広く考えられるようになりました。この仕事だからこそ、自分自身が成長できたなと感じることがたくさんあります。
-利用者さんたちと一緒に楽しいを感じられる仕事- 登別市総合相談支援センターen 後田彩花さん(7期生)
この仕事をしていると、たくさんの方と出会うことができます。様々な考え方や人生を見たり、聞いたりしていると、勉強になりますし、とても楽しいです。パワーがすごい方や豊かな経験を持っている方を見ると、すごいと感心します。予想外のことに苦労することもありますが、利用者さんと活動をして上手くいくと、一緒に楽しくなり、毎日、飽きることが無いです。
卒業生の輪
卒業後も、学年を越えた研究会を定期的に開催し、専門性の向上や現場での活躍を支援しています。本学の精神保健福祉士課程卒業生は、医療や福祉の現場に就職することが多いため、交流の輪が広がっています。
特定医療法人社団千寿会三愛病院 小原大地さん(2期生)/松村真治さん(9期生)
後輩の松村さんが落ち込んでいる時は、すぐに気づくという先輩の小原さん。「それでも休まないで来るもんね」と言われ、「気づかれていたんですね」と驚いた様子の松村さんでしたが、なんだか嬉しそう。働くことは大変なことがたくさんありますが、支え合える職場は羨ましく見えました。
最終更新日:2023年03月31日
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