2022年度の科目「マーケティング実践」は、3年生の碓井ゼミナールの学生で構成し、10のグループに分かれ1年間、調査研究活動を進めてきました。2022年12月23日(金)の実践科目報告会に参加し、すべてのグループが実践報告を行いました。今回は、「インバウンド対応における顧客満足の課題と改善」をテーマとするグループの活動について報告します。
(※報告会全体の本サイト内での紹介記事は、下のリンクからご覧ください。)
■グループのメンバー:林美雪さん、島田玲海さん、出来彩華さん の経営学部3年の3名
■テーマを設定した経緯と目的:日本経済の今後に大きな影響を与える観光産業を調べたところ、外国人観光客を迎える際の多言語対応が不十分であり、その点での改善が急務であると感じられました。また、多くの施設を調べたところ、多言語対応に向けた人的資源や資金も足りないケースが多く、具体的な改善の方向性について自分たちなりに考察し、提案すべきだと考えました。
■札幌市内での調査:関西研修前の取り組みでは札幌市にある観光関連施設のHP検索、電話の聞き取り調査、現地調査を行いました。市民防災センター様、サンピアザ水族館様については、取材?資料作成の許可をいただき、本学留学生の協力のもと中国語、ベトナム語の翻訳をおこないました。また、リーフレット作成では、サンピアザ水族館様のご協力で得た知識と経験を活用しながら、関西研修の準備を進めました。
■関西研修での取り組み:関西研修では神戸、京都の観光関連施設を訪問し、特に多言語のパンフレットについて調べました。訪れた博物館では扱うモノの性格上、多言語化が難しいこと(例えば、日本にしかない固有の歴史を持つものや深い専門的な知識が必要なものなど)や展示品の入れ替わりなどの問題があり、多言語対応が難しい理由を知ることができました。さらに、関西研修3日目では京都伝統産業ミュージアムを取材訪問させていただき、事前に大学で作成していた翻訳データをお渡ししながら中国語(簡体字、繁体字)の違いについての説明をしました。
■報告会では、実際に現地を訪れてみることで簡単に翻訳できない事情に気づけたこと、しかしながら、札幌、京都それぞれ1か所の施設に自分たちの取り組んだ翻訳をお渡しすることができたことを最後にお話ししました。
- 発行日: 2023.02.20
- 在线麻将平台_打麻将平台-app下載 教育支援課 経営学科係
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