訪問を歓迎する看板
道内の大雪で交通網が遮断されているところもある中、12月19日極寒好天に恵まれむかわ町穂別に向かった。到着するとむかわ町役場の歓迎看板に驚きつつ、旧穂別町の町民制作のミュージカル映画鑑賞で始まった研修は、休憩時間も取らず香山リカ先生の講演へ。
香山先生は昨年より地域医療の研修後、穂別診療所の副院長として着任、その思いを学生に熱く伝えてくれた。インフルエンザとコロナが流行しており、休む間もなく臨床に戻ったが、その後はむかわ龍として有名なカムイサウルス?ジャポニクスの博物館鑑賞へ、最後に穂別地区の生活をどのように維持していくかということで、町民の皆さんが作った生活支援会社の話を聞き、学生とディスカッションして終了。
たった1日の研修ではあったが参加者に強いメッセージが共有された実習であった。
<参加したS君の感想>
むかわ町役場の方々や、まちおこしに関わる方々にお話を頂いた。むかわ町の歴史から名産、観光、今後のまちおこしにむけた展望などを、現地の方々の生の声で伺うことができました。
なかでも皆さんが口を揃えて言っていた、「一人何個も仕事をかけ持っている」「お金よりも町のため、人のためにやっている」という言葉が印象に残っています。夏は農業、冬は林業、というシーズンワークでの掛け持ちだけではなく、本業、まちおこしの計画、まちおこしの作業を一人でこなし、お金よりも町の将来や町の人々を第一に考えて取り組んでいる方が多いことにとても驚きました。
香山リカさんの講演風景
テーブルを囲んでの昼食風景
抜けるような青空