7月10日(火)に、札幌刑務所教育部支援スタッフの濱口英雄さんを講師にお招きして、「地域社会における社会的包摂の試み」というテーマで講義が行われました。
講義では、(1)刑務所の歴史、(2)刑務所内の様子、(3)矯正教育について、(4)社会復帰の課題、(5)社会復帰に必要なこと、などについて語られました。「反省はひとりでできても、社会復帰はひとりではかなわない」とし、社会復帰の現状と課題について、具体的な事例を交えながら解説されました。
学生からは、「受刑者や元受刑者に対して今までは完全否定的に考えていましたが、本当に変わろうと頑張っている人たちに関しては応援しようと感じるようになりました」、「社会復帰のためには、刑務所の外の団体や企業等による支援が必要と感じました」、「社会の側に寛容さが求められていると感じました」といった感想が寄せられました。
就職先の1つとして刑務官などを考えている学生もおり、現状を知るよい機会になったようです。