法律学科

【法律学科】「行政学特論A」にて江別警察署長にご講演いただきました

2024.08.02

お知らせ
 2024年7月29日の「行政学特論A」の第15回授業にて、江別警察署長 米原良己氏より警察実務や警察官のキャリアデザインに関するご講演をいただきました。

この授業では、警察および警察行政について、その歴史や変遷、現在の取り組みなど幅広く学ぶことで警察職に関する理解を深めることを目的としています。なお今回のご講演は、元江別警察署長でもある授業担当の五十地輝樹先生のご尽力により実現しました。


はじめに、交通機動隊長や警察学校教務部長などを歴任された米原氏のご経歴をご紹介いただき、その後、地域社会の安心?安全にかかわる警察の幅広い職務と、昨今の警察業務の変化についてご説明いただきました。

昨今の警察業務の特徴として、効率化?合理化が進められていることを挙げ、目撃者発見や情報収集のための聞き込みの徹底といったかつての“足で稼ぐ”捜査のカタチから、近年は防犯カメラ等の記録を解析することを重視した捜査のカタチへと移行しています。

とくに、今日大きな社会問題となっているSNSを通じた詐欺や、いわゆる「闇バイト」、“トクリュウ”といった新たな形態の犯罪に対しては、デジタル方面に特化した専門部門により、日々捜査が行われています。


続けて、米原氏ご自身の経験から、警察官という仕事のやりがいについてもお話しいただきました。奉仕の精神で人々のために日夜職務を全うするなかで、人に「感謝されるよろこび」があるという熱い想いは、聴講していた学生の心に強く響くものでした。
写真1

写真右:江別警察署長 米原良己氏

 
最後に質疑応答が行われ、学生からは警察学校に関する質問や、道内の転勤の実情、そして道警特有の大変さなどについての質問があり、それぞれに丁寧なご回答をいただきました。


現役の警察署長から直接お話を伺うという大変貴重な機会を通じて、学生はとても有意義な学びを得ることができました。
  • 発行日: 2024.08.02